今日は、小学校受験考査で行われる行動観察テストの「自由遊び」についてお伝えして参ります。
小学校受験考査の行動観察テスト
行動観察テストの内容は、各学校によっても様々あります。
主に、
ゲーム
集団自由制作
指示制作
共同作業
自由遊び
絵画
お弁当をいただく、などがあります。
これらの集団行動から、お子さんの生活習慣の様子、ご家庭でのしつけ、相手を想いやる優しさ、そして、コミュニケーション能力などが分かってしまいます。
これらは、ペーパーテストだけでは見抜けない分野ですね。
多くの小学校で行動観察テストを導入していることからも、お勉強が出来るお子さんだけが欲しいわけではないことが伺えます。
合格をいただくためには、ペーパーテスト対策だけでなく、全ての考査をバランス良く評価されるように準備しなければなりません。
出題された「自由遊び」の内容例
【自由遊び 1】
輪投げ、おままごと、マット、かまぼこ型のマット、ブロック、
フープなどが用意されている。ここにある道具を全て使って遊んでいいですよ。
ただし、かまぼこ型のマットは乗って良いですが、跳び箱のようにして遊んだり、チャックと開いたりしてはいけません。
そして、先生が「やめましょう。」と言ったら、すぐにやめて使った道具は片づけましょう。
【自由遊び 2】
積み木、フープ、紙風船、ぬいぐるみ、新聞紙、紐、キャラクターのお面、カラーボールなどが用意されています。
4人グループで遊ぶものを決めて、必ず4人で一緒に遊びましょう。
先生が「やめましょう。」と言ったら、すぐにやめて片づけましょう。
「自由遊び」から観られていること&その対策
この「自由遊び」でのお子さんたちの様子を通して、観られていることがあります。
それは、
お子さんの
1、遊び心や発想力
2、コミュニケ―ショ能力
3、積極性
4、協調性
5、指示を守れるか です。
勝手に、自分の好きなものだけを独り占めして遊ぶようなお子さんは論外といってもいいでしょう。
やはり、小学校でも集団生活をするわけですから、周りのお友達と仲良く関われることが重要になってきます。
「一緒にあそぼう?」
「どの遊びがしたい?」
などと、初めて会うお友達にも積極的にお声掛けすることは大切で、その一言があれば、人を思いやる優しい気持ちをもったお子さんだと思われるでしょう。
この優しさは、演技では出来ません。つまり、普段の生活の中から生まれるものであって付け焼刃の準備ではできないものです。
そして、指示を守れるかどうかも重要です。いけないことをしてしまったり、「やめましょう。」と言われても直ぐに辞めずに遊び続けたりしていれば評価はされません。
もちろん、遊んだ道具の片づけ方もしっかりと観られています。雑に道具を扱っていれば、本来の生活態度(姿)も直ぐに見破られてしまいます。
以前にもお伝えしましたが、普段の生活習慣は大変重要で、そのお見本となるのが、間違いなくお父様とお母様です。
学校側は、直ぐに点数で表せるペーパーテストだけでなく、本来のお子さんの様子や性格を知るために行動観察としての「自由遊び」を行っているのです。
特に、「自由遊び」では、予期せぬことが起こる可能性もあります。
だからこそ、対策としては、普段の生活習慣を見直して、行動の一つ一つを大切にすることと、何でもお父様やお母様が手を差し伸べるのではなく、お子さんの主体性を大切にしてあげること。
それから、いろいろなタイプのお子さんと関わる(遊ぶ)機会を増やしてあげることが大切です。
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是非、ご家族との関わり、
保育園や幼稚園での生活、
普段の生活などを大切にしながら、
小学校受験の準備を進めてください。
お母様とお嬢様の両方が最も輝く未来を
いつも応援しております。