今日は、小学校受験において、自分の考えや思いを表現できることの大切さについてお伝えして参ります。
考査で出題される内容
考査では、自己表現という大きなくくりで考えると、様々な形で出題されています。
直ぐに思い浮かぶのは「質疑応答」ですね。
面接テスト
個別テスト
制作テスト
行動観察テスト
などで、「質疑応答」があります。
また、
「自分で描いた絵などを発表する」
「絵カードを見ながらお話を作り説明する」
「指示されたものを身体と言葉で表現する」
など、自己表現の形も様々ですが、必ず、自分の考えや思いなどをプラスすることによって、先生方へのインパクトは強くなります。つまり、好印象、高評価に繋がるでしょう。
具体的には、このような感じで出題されています。
【例題1】
先生が一人座り、先生を囲むように椅子が並び、そこに子供たちが座ります。
1、全員が、名前、幼稚園・保育園の名前を聞かれる。
2、一人一人に異なった質問をする。
・好きな食べ物は何ですか?
・幼稚園・保育園では何をして遊ぶのが好きですか?
・お家では何をするのが好きですか?どうして?3、いくつか質問をして、答えたい人が手を挙手して答える。
<3>のように、答えたい人が挙手をして答えるというスタイルですと、自己表現が豊かで積極性のあるお子さんが断然有利ですし、いい意味で目立つというか光ります。
【例題2】
4枚の絵カードがあります。
先ず、先生が1枚目の絵カードを見てお話をします。そのお話の続きを、
お子さんは、2枚目から4枚目までの絵カードを見てお話をつくり話します。
最後に、絵カードについての質問があり、その理由を聞かれます。
お話作りも、自分の考えや気持ちを入れるとぐ~んと豊かな表現になり、高評価になります。
自己表現は自然に身につくものではありませんので、豊かな表現で高評価につなげる為には、やはり、適切な練習が必要でしょう。
豊かな表現をするには「喜怒哀楽」が大切
無表情なお子さんもいらっしゃれば、振り返って見てしまうほど、表情豊かによ~くお話をしてくれるお子さんもいらっしゃいます。
やはり、後者のお子さんの方が魅力的ですね。
「一体、何が違うのか?」
それは、日常生活の中での喜怒哀楽の差ではないかと感じています。
「あ、そうだったのか・・・」と思われたお母様、
是非、日常生活の様々なシーンで、お子さんに喜怒哀楽を体感させてあげてください。
また、様々な絵本を通して、お子さんに擬似体験をさせてあげることも良い方法の一つです。
家庭での「語りかけ」も大切
喜怒哀楽を体感させるだけでなく、私は、お子さんへの「語りかけ」を意識することが重要だと考えています。
具体的には、
1、子供の目を見て語りかける。
2、無表情ではなく、優しい表情で語りかける。
3、相づちをうちながら語りかける。
4、一方的な語りかけは避け、お子さんの気持ちを受け止めるように語りかける。
5、「はい」「いいえ」の答えだけでなく、考えてもらうように語りかける。
6、○○と△△など、どれかを選択させるように語りかける。
是非、試してみてください。
子供の話をしっかりと聴く
「ねぇ、ねぇ、聞いて・・・」
「早く、来て・・・」
「あのね、今日ね・・・」
などと、お子さんから自発的に声をかけられたら、必ず、手をとめてお子さんのお話を聞いてあげましょう。
お子さんは、「お母さんはいつでも私を見ててくれて、ずっと味方でいてくれてる」と嬉しさと共に安心感をいだいていることでしょう。この積み重ねが大きな自信へと繋がってきます。
もし、どうしても手が離せない場合には、そのことを伝えて、「あとで聞くからね。」と言って、必ず、後でお子さんの話を聞きましょう。
ここで約束を破ってしまうと、お子さんからの信用がなくなりますよ。
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是非、ご家族との関わり、
保育園や幼稚園での生活、
普段の生活などを大切にしながら、
小学校受験の準備を進めてください。
お母様とお嬢様の両方が最も輝く未来を
いつも応援しております。